子どもさんにピアノを習わせたいとお考えの親御さんへ
ピアノを演奏するということは、考える力を身につけ、頭を鍛えて、心を磨く大変良い方法だと考えています。今の日本の学校教育の点数では計れない心の教育が大切だと思っています。
ひとりひとり個性をもっています。集団レッスンは、とかく大人が他の子どもと比較してしまいがちです。
伸びる可能性を持つ子どもの芽を摘み取らないよう大人達は大きな愛情を持って接することが大切だと考えています。
1.豊かな感性を備えるには…
音楽は人間が作った最高の創造物だといった人がいます。年齢によっても、経験によっても、物事の感じ方は違います。心や頭が柔らかくなっているときが、感動できるときだと思います。心が感じて動くのです。それを積み重ねて、豊かな感性を身につけることができると考えています。
2.鍛えられた音楽耳とは…
人は生まれながらにここち良いと感じる音、不快だと感じる音を聞き分ける力を持っているといわれています。
成長と共に言葉を聞き取り、意味が理解できるまでに、年月がかかります。
それと同じように、音を聴き、ある響きを感じ、それが美しいとか、楽しいとか、悲しいとか、何かを感じられる音楽耳を持つようになるには、やはり年月をかけて鍛えていく必要があると考えています。
3.テクニックをつけるには…
心静かにピアノの音に耳を傾け、自分自身の出す音に全神経を集中して、どういう音を表現したいのか、美しい音を鳴らすためには指や身体をどうコントロールしたら良いか見極めることでレベルの高い演奏を目指していけるよう指導していきます。
4.読譜力をつけるには…
ソルフェージュ・楽典を取り入れて、楽譜のすみずみまで理解しようとする姿勢を大切にして、最終的には、作曲者のその曲に込められた心まで読み取るように指導していきます。