ピアノ教室そね

指導方針と保護者の方へのお願い

指導:曽根 順子

音楽は素晴らしいと感じる子供さんを育てるために

私は、子供さんに、音楽を通して心を磨き、考える力を身につけて、心豊かな人生を送って欲しいと願っています。

今、人の孤立化が進んでいます。机上での勉強や、携帯、メールのやり取りなどに多くの時間をさき、人と人とのコミュニケーションが希薄になり、多くの社会問題を生み出しています。平和な社会の実現に向けて、世界中の人々が文化や言葉の壁を越えて、音楽によって心が通い合い、支え合って生きる喜びを見出せる社会になればと願っています。

音楽は素晴らしいと思う子供さんを育てることが、微力ながら私に大きな役割があると考えています。

保護者の方へのご理解とご協力のお願い

私の教室では初期の段階に、リズム感、音感、読譜力、テンポ感、指と手、体全体の使い方など、多くの能力を身につけることを大切にしています。それぞれ個性や能力には個人差があります。他の子供さんと比べないでください。

わが子のペースを温かく見守ってあげてください。すぐにできなくてもあきらめないで、時間をかけて、チャレンジする精神を大切にして、[ちりも積もれば山となる]という日々の少しずつの努力が大きな力となって、上達していくことを教えてあげてください。やがて、そのお子さんに、達成感と忍耐力が身に付いて、生きる心の糧となってくるはずです。

楽しいはずの音楽が、苦しみにならない為にも保護者の方のご理解とご協力なしには、子供さんに伝えることはできません。

今の多忙な子供さんのために、ご家庭で練習しやすい環境を作っていただきたいと思います。

私の教室では、自ら考えて行動する力を育てて行くための『プランおもしろノート』を使っています。このノートは計画力を育て、時間を有効に使えるようにするもので、ご希望であればお渡しします。日々の生活の中で親子ともに、どこに練習する時間をいれるか、一緒に考えてあげてください。時間を有効に使うことは、成果も上がり人生も良い方に変わります。

練習しない時はそのお子さんなりの事情があり、『練習しなさい!』の言葉は逆効果です。たとえば、練習した時には『練習してえらいね』、上達したなと思ったら『すごく上手になってきたね』と褒める事をおしまないでください。

『○○ちゃんのピアノを聴いたおかげでお母さんは元気になれた』と言うのも効果的です。

日頃から、保護者の方がコンサート会場へ聴きに連れて行ってあげたり、CDを聴いたり、TVの音楽番組を見たり、歌を歌ったり、楽しそうに暮らしてる姿を見て(音楽ってこんなにも心を明るくさせてくれるんだ)と感じてくれるはずです。

やがて、必ずそのお子さんの心に(音楽が好き!)という気持ちが芽生え、心の支えになっていくでしょう。

教室から

この教室では、成長の節目ごとに、お子さんの演奏を録音して差し上げています。

レパートリーを増やして、お子さんの成長の宝物にしましょう。

手を大切にすること、爪の切り方も教えてあげて欲しいことです。

また、記録帳『レッスンメモ』を初回にお渡しします。レッスンでやったこと、重要な連絡事項など書きますので、毎回、ご確認お願いします。ご家庭からの通信欄としてもお使いください。